エスカレーター
現在、ほとんどのエスカレーターで、急いでいる方が歩いて通れるよう「片側あけ」が行われています。しかし、安全装置が作動した時、停電の時の急停止で転倒を防止するため、片側をあけず、「移動手すりを持って歩かず乗る」ことが基本です。
エスカレーターには、停電や事故などでモーターがストップした際の自動停止装置や、転倒事故などがあった場合の手動非常停止スイッチもついています。急停止すると、エスカレーターに乗っている人たちは前のめりになり、手すりを持っていないと転倒する恐れもあります。その勢いで将棋倒しになり、大事故につながる危険性もあります。
エスカレーターの事故は、特に高齢者やお子様に多い傾向があります。小さなお子様は、保護者が手をつないでステップの中央に乗るようにご説明ください。また、ケガなどで反対側の手で手すりをつかまなければならない方もいらっしゃいます。エスカレーターを歩いて、乗っている方に荷物をぶつけたり、押してしまったりすることもありますので、誰もが安心してエスカレーターを利用できるように、安全な利用方法とマナーを改めて考えてみませんか?